不要になった借地権付建物はどうしたらいい?

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更新日:2024/03/25

カテゴリー: 不動産の豆知識 | 不動産売却  タグ:  | |

借地権付建物を所有されている方で「もう使わなくなったので、土地を地主に返したい」という方がいらっしゃいます。

もちろん、地主に土地を返すことはできますが、一般的に土地上にある自己所有の建物は、解体して返す必要があります。

そうなってくると、収入が無いばかりか余計な費用まで出さなければならなくなります。不要になった場合には「売却」することをお勧めします。



売却する場合には、「仲介手数料」や「名義書換料(地主に支払うお金)」といった費用が発生しますが、地主に返却して何も残らない(むしろマイナス)ことを考えれば、惜しくないと思います。

仮に3,000万円の借地権付戸建(30坪くらいの木造2階建程度)を売却せずに地主に返却した場合だと、▲200万円(解体費(建物の構造や規模により異なります))くらいになってしまいます。

ところが売却した場合だと、仲介手数料が約105万円、地主への名義書換料が約300万円掛かったとしても、手元に2,595万円残る計算になります。



エンドユーザーへの売却が煩わしいと感じる場合は、不動産会社へ売却してしまうという方法もあります。

売却価格はエンドユーザーへ売却するより少なくなってしまいますが、マイナスにはなりません。

状況により、上記の方法が必ず良いとは言えませんが、返却をお考えであれば、売却することも検討するべきとだと思います。



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