◆マンションの「管理方式」と「管理員の勤務形態」の種類と違い

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カテゴリー: 不動産の豆知識


マンションを購入する際に、事前に確認しておきたい項目の一つに「管理方式」と「管理員の勤務形態」があります。

当然、管理会社にお願いする業務内容が増えるほど管理費は高くなりますが、その分、管理組合にかかる負担は少なくなります。

逆に管理費を抑えていくと、管理組合にかかる負担も増えていきます。

どちらの管理形態が良いかは、個人の考え方もあるので、一概に言えませんが、マンション全体で集金可能な金額と管理に掛かる費用を見て、バランスの良い管理方法を選択するのが重要だと思います。




「管理方式」については、大きく下記の3つに分かれます。

<<管理方式>>

全部委託管理
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管理業務の全てを管理会社に委託する方式です。
管理費や修繕積立金の徴収の手伝いや修繕の提案なども行います。

部分委託管理
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管理業務の一部のみを管理会社に委託する方式です。 
管理費用は抑えたいが、負担が大きい部分だけ委託したい場合に利用されます。

自主管理 
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管理業務の全てを管理組合で行うため管理費の出費は抑えられますが、理事長や理事会の負担は大きくなります。
日々の清掃は居住者で行ったり、保守点検は専門業者に直接依頼をしたりします。


管理員の管理形態についても、いくつか種類があります。

<<管理員の勤務形態>>

常駐管理
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管理を行うマンションの一室に住み込みで管理を行う形態です。
業務を行う時間帯は決められていますが、緊急時などには時間外でも対応してもらえるというメリットがあります。
割と昭和築のマンションに見られる形態です。
最近の高級マンションや世帯数が多いマンションでは、日中は管理員、夜間は警備員を配置しているケースやコンシェルジュ(フロントでの受付)を交代制で常駐させているケースもあります。

日勤管理(通勤管理)
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管理員が毎日通勤する形態です。
勤務時間は8時から18時までの間で設定されることが多く、土曜は半日、日曜・祝日は休みになっているのが一般的です。
この形態の場合は、管理員が居ない時間帯の緊急連絡先が設けられていることもあります。
管理と費用のバランスが良いことから、多くのマンションで採用されています。

巡回管理
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1週間で決まった曜日と時間に巡回して管理を行い、「ゴミ出し」と「共用部の清掃」が主な業務になります。
小規模なマンションや1Rマンションなどで採用されることが多い形態で、日勤管理よりも更に費用を抑えることができます。

機械管理
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オートロックや防犯カメラ等を利用して警備会社が遠隔管理を行う形式です。
メリットとしては、コスト面だけでなく、24時間警備会社が警備をしてくれていることですが、管理員とは違いゴミ出しや清掃業務は行ってくれません。
また、あくまで警備を行っているだけなので、クレームや相談は管理会社に直接連絡をして解決するようになります。

 

 

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