テラスハウスは売れるのか?

公開日:

更新日:2022/04/22

カテゴリー: 不動産売却  タグ:  |

今回は「テラスハウスは売却できるのか?」というテーマでお話しします。

テラスハウスというと、「テラスハウスって、共同で暮らす家じゃないの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、

イメージしている共同で暮らす家というのは、テラスハウスではなく、シェアハウスのことだと思います。

シェアハウスは、例えばリビングと部屋が3つある3LDKなら、その3つの部屋にそれぞれ人が住むスタイルです。

今回お話しするテラスハウスというのは、連棟式住宅とか長屋造りとも言われている戸建の一種で、2階建とか3階建の複数の家が、隣の家と繋がっている住宅のことです。

テラスハウス

建物は繋がっているのですが、土地・建物の所有権は別々ですし、玄関も別々なので、戸建の一種と言えます。

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テラスハウスのテラスというのは、盛り土(もりど、もりつち)のことだったのですが、

そのうち家から突き出た、台のようになっていて地面より少し高い部分を、指すようになりました。

そういうことから、それぞれの家にテラスとか庭がある家をテラスハウスというようになったようです。

でも、今回話題にするテラスハウスには

必ず テラスや庭が付いているというのではなく、テラスのないテラスハウスも含めて考えています。

今回は、テラスハウスを現在売りに出している、あるいは、これから売りに出そうと考えている方に見ていただきたい記事です。

テラスハウスは2階建とか3階建の戸建が繋がっているので、上下に他人は住んでいません。

ですから上下の騒音は気になりませんが、お隣とは壁を隔てて繋がっていて、構造も木造が多いので、隣の音が気になる場合があります。

テラスハウス

また家が繋がっているので、単独で再建築することが難しいです。
今、建っているテラスハウスは繋がっている家を一戸の建物として建築確認を取っているからです。

じゃあ、隣の家と切り離して、建て替えたら?ということも考えられますが、その場合は隣の方の承諾が必要になりますし、隣の家から切り離した部分の補修もしなければなりません。

さらに隣の家の強度が低下しないように、補強が必要になる場合もあります。

またこちら側を建て替える時にも、建ぺい率や容積率の関係で、今と同等の規模の建物が建てられなかったり、接道要件を満たせなくなって再建築ができないこともあります。

そういう理由からテラスハウスは銀行や信用金庫などの金融機関から融資を受けるのが難しいです。

今まで取引した、ほとんどのお客様が現金か、またはちょっと金利が高いですが、ノンバンクから融資を受けていました。

テラスハウスを売却するにあたっては、先ほど話したように銀行などの融資が難しいので、販売価格については、近隣の戸建の相場より低めの価格設定にするのが良いと思います。

テラスハウス

今まで私たちが取り扱ったテラスハウスの売却の例ですと、何回かお隣の方に買っていただいたことがあります。

お隣に声をかけてみるのは、良いと思います。

それから、不動産会社に買取り査定をしてもらうのも良いです。

不動産会社の買い取りは、一般に売りに出すより価格が安くなってしまいますが確実に売れます。

価格や条件を聞いて、不動産会社に売るかどうかを判断すれば良いですし、条件が合わなければ、断って、一般に売りに出せば良いので、聞いてみる意味はあると思います。

それでは、今日のまとめです。

1.テラスハウスは銀行などから融資を受けるのが難しいので、現金かノンバンクを利用しなければならない

2.銀行などの融資が難しいので、売却するときは、近隣の戸建の相場より低めに設定が良いです。

3.お隣に当たってみたり、不動産会社に買取り査定を依頼してみるのも良いと思います。

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