同じ部屋なのに広さが違うのはなぜ?

公開日:

更新日:2024/10/13

カテゴリー: 不動産の豆知識


同じマンションのお部屋でも、表示されている面積が違うことがあります。

これはなぜなのでしょうか。

マンションのお部屋の場合、販売図面に記載されている広さと、法務局で取得することができる「登記簿謄本」に記載されている広さに違いがあります。

同じお部屋なのに、なぜ広さ(面積)が違ってしまうのでしょうか。

理由は、計測の仕方が違うからです。

新築分譲時や販売図面などに記載されている「専有面積」は、壁芯で囲まれた範囲の面積を指しています。

もう一方の登記簿謄本に記載されている「公簿面積」とは、壁の内側(室内側(内法寸法と言います))を測った面積のことです。

つまり「専有面積」は「公簿面積」と比較すると壁の厚み分広く表示されているのです。

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受けるための要件に「面積が50平米以上」というのがありますが、これは「専有面積」ではなく「公簿面積」上で50平米以上必要になります。

販売図面を見て利用できると思っていたら、実は利用できなかったということもありますので、注意が必要です。

間取にもよりますが、「専有面積」で53~55平米くらいないと「公簿面積」では50平米を切ってしまう可能性が高いと思います。

マンションでは、バルコニーや玄関先のポーチなどは、共用部になっていることもあり、こちらは専有面積や公簿面積には含まれません

 

 

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