不動産の買い時はいつ?

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更新日:2022/08/20

カテゴリー: 日々の出来事

2012年12月26日に発足した第2次安倍政権において、安倍晋三首相(当時)が表明した「3本の矢」を柱とする経済政策「アベノミクス」により、株価だけでなく、不動産価格も上昇をしました。

しかし、相変わらず住宅ローン金利は、これ以上無いというくらい低い状態が続いています。

そんなこともあり「今は不動産の買い時か?」というご質問をいただくことが、よくあります。



確かに、金利も低くて、不動産価格も安い時に購入できるのであれば、それに越したことはないと思いますが、株取引の格言でも「天井を売らず 底を買わず(天井で売ること、底で買うことにこだわらない事)」と言われるように、不動産の価格がいつ下がって、いつ上がるのかは誰も分かりません。

不動産価格が下落するのを待っていたら、いつまで待てば良いか分かりませんし、下がり始めたとしても、どこまで下がるのかも分かりませんので、運まかせになってしまいます。



それであれば、買い時の基準は「必要性」によって決めるのが、一番ではないでしょうか。

例えば、子供が5歳の時に自宅を購入して25歳まで同居したとしたら、その家で暮らした時間は20年ですが、不動産が安くなるのを待って、子供が15歳の時に買えた場合、金銭的には得できるかもしれませんが、一緒に住む時間は10年少なくなってしまいます。



最終的には、どちらを優先するのか?という話になってきますが、10年待っても不動産が下がらない可能性だってある訳ですから、「お金」ではなく「時間」を優先して、「必要だ」「購入したい」と思ったその時が、一番の買い時と考えています。